後押し

執筆者 | 5月 26, 2006 | 【ブログ】 | コメント0件

イチロー選手の調子が5月になって上がってきた。

開幕当初は「なんか変だな~」

「かみ合ってないな」っていう感じだったが

きっちりというか、

やっぱりと言うか、

打率があがってきた。

イチロー選手が以前こういうことを話していた。

「打撃は、ボールを打つ瞬間に生じる狂いを調整するための体の使い方がすべて」

「その誤差を修正するセンサーを持つ事がこそが大事」

彼の場合は努力+天性の感覚がすごいのだろう。

そしてまたフィジカル面だけではなく

その感性までも常に磨いているんだろな。

整体でもこの感性はとても大切なファクターです。

しかし努力の価値も認めています。

例えば高校球児は当然みんな甲子園へ

行きたいに違いない(だろう)。

そして努力もするだろう。

けれど努力の途中で挫折する人もいる。

何故だろう。

与えられたチャンスを生かせる人、

生かせない人がいる。

何故だろう。

努力が結果として現れない時は、

その努力は無になるのだろうか?

いいやそんなことは無いと思う。

整体学院の見学者に説明会する時、

来られる方のほとんどが転職組みになる。

その方々に向かって私が言うのは

「あなたがやってきた事(仕事)は、

整体に全部役に立つのですよ」とお話しする。

すると「えっ、全然違う仕事なんですよ」と言われる。

考え方である。

どんな仕事をするにしても一本通っている筋がある。

その部分は色々な仕事や物事の共通点のはずである。

「富士山に登るのに登山口はたくさんあるのと同じです。

クライアントもいろいろな方が居られるので、

逆に言うと人生経験の長い方が良いかもしれませんね」

と言ってさしあげる。

知らず知らずのうちに養われたものは、

形を変えても出すことができるのだ。

いや出るはずだ。

自分が「フタ」をしなければ。

整体の様に手でやる技は、

小さいころからから、

お母さんの「肩たたき」等をしていた人にとっては、

たやすく見えるようだ。

最初はなめてかかっていた人も、

上級になってきた要求が難しくなると、

頭ではわかっていても、

体が動かなくなってくる。

皆そんな経験をして上手くなっていく。

そんな時少し褒めて差し上げる。

すると「キラッ」と瞳が輝き、

スッ~と扉が開いていく。

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◆5月も後わずか。

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