整体と声帯

うちに来られるクライアントに声楽のY先生がおられます。

このY先生はオペラ歌手で、

年に何回も公演をこなし、

自宅で声楽を教えておられます。

もともとは、

Y先生のお弟子さんがうちのクライアントでそのご縁で、

定期的に体の調整をさせてもらっている。

そのY先生から聞いた興味深い話を・・・。

今更ながらの話であるが、

声帯は筋肉であるということを再認識した話を。

Y先生は公演の前にお弟子さんに肩、

背中を、一時間ぐらいマッサージしてもらうそうである。

この話しはもともとうちに来られていた、

お弟子さんに聞たことがあった。

その時は「ふう~ん。そうなんだ?」という感じであった。

だからあんまり気に留めていなかった。

初回にY先生を施術させてもらった時にその話題がたまたま出た。

そこで教えてもらったことが、

タイトルに書いた「声帯は筋肉である」というくだりだ。

運動をし過ぎたり、

仕事で同じ場所を継続的に使うと

オーバーユース(使いすぎ)になり、

その部分の機能が低下する。

体表から触れることのできる筋肉はコリが溜まったり、

筋肉痛になったりすると容易に認識できる。

しかし、この声帯という器官が筋肉疲労を起こすということは、

なかなかイメージしにくいのではないだろうか。

カラオケなどで歌いすぎてのどを痛めるということはあるが、

筋肉を酷使しているというのではなく、

表層部の炎症という感じがしていた。

声帯も使いすぎると硬くなるのだそうだ。

筋肉は使っていない時はやわらかく、

使う時にすばやく収縮するのが良い筋肉である。

声楽というのは体を楽器に見立て発声をするという。

声帯がリードに当たり、

ボディが共鳴装置となるということだ。

そのリードに当たる声帯はやわらかい程、

振動数が高く高音が伸びるそうだ。

だから楽器を手入れするように

声帯の整体(しゃれではありません)が必要だということである。

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