皆さんは「自然」といえば何を想像します。季節は紅葉。自然は実に不思議です。
同じものって何一つないんですね。みんな違う、それでいてそれぞれが微妙なバラ
ンス感覚で調和が取れている。
自然界は(ココで言う自然はnatureです)他者と競ってないともいえるし、適応と
いうことに関しては、勝ち残ったものが進化をして現在まで生き残っている。とも
いえるでしょ。
この「適用」という言葉もなんか好きですね。私たちの体は微妙なアンバランス
の上にバランスをとってると言えるんじゃないですか。よく整体では「骨盤が歪ん
でるから治さなくっちゃとか、足の長さが違うから揃えなくっちゃ」とか言われま
すが、私はこの歪みと痛みの因果関係には、クエスチョン・マーク(?)のところが有
ります。(このことに関してはまた後日詳しく書きます。書きたいです。)
骨盤調整の授業をするとみんな足の長短を気にするけど、目的は揃えるというこ
とでは無く、「クライアントの苦痛を取るということにポイントをおいて」って毎
回言います。でもなんかみんな揃えたがりますね。足の長短がそろうということは、
結果でいいと思います。目的ではないと私は考えます。
私たちの体は完全に対象ではありません。手足の長さもしかり、顔のパーツもよ
く見ると左右対象では有りません。ものすごくダイナミックな力で、順応していく
パワーを人は持っていると思います。もちろん痛みの原因が体のひずみによる事も
ありますが、あんまり目くじらを立てないほうがいいと思います。
私の整体院の屋号には「バランス整体院」という言葉を付けていますが、この意味
は左右を同じにするというバランスではなく、調和という意味に解釈しています。
自然界には同じものって無いですね。(私たち人間も自然界の一部です)みんながオ
ンリー・ワンです。
今から20数年前、玄米菜食自然食主義をしていた時期がありました。徹底的にや
る方だから(だったから)職場で炊事もしていました。その時一週間の完全断食もし
ました。でもその後すぐやめました。やめた理由は自然食というものを探さなきゃ
ならない、という不自然さが嫌で。その時吉田拓郎のフォークソングを良く聞いて
いまし。その中に「イメージの詩」というのがあり、歌詞の中に「自然に生きてるっ
てわかるなんて、あぁなんて不自然なんだろう」このフレーズが妙に気になって。
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