「暖簾に腕押し」「柳に風」など
“相手の力を受け流す”
そんな意味のことわざがいくつかある。
イソップ物語に「北風と太陽」というのがある。
旅人のコートを脱がそうと、
北風と太陽が話をしている。
最初は北風の番だ。
ピューと吹き飛ばそうとするが、
旅人はコートを飛ばされまいとしっかりつかむ。
北風が頑張れば頑張るほど
旅人は前にも増してがっちりとコートをつかむ。
とうとう北風はあきらめた。
今度は太陽の番だ。
太陽はニコニコと旅人を照らし始めた。
しばらくすると旅人は、
暑くなってコートを脱ぐ
という話だ。
整体も同じである。
強い力、痛い刺激を
加えると手を当てている部分が緊張し、
かえって緩まないのである。
がむしゃらに押しても体表が痛いだけである。
相手と一体に成るつもりで
やさしく関わっていく事が大切である。
体は自分自身の戻る方向を知っている。
北風と同じように無理やりには
コートを脱がすことはできない。
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◆いよいよ春本番、いや初夏かな?・・。
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