3つの顔

 

私は整体院を個人経営しております。

個人や小規模の事業所を経営していくうえで

「3つの顔」を持つことが必要だといわれています。

それは、

「起業家」

「マネージャ」

「職人」

の3種類です。

 

それぞれのエキスパートがいればいいのですが

個人企業の場合はどれかに偏ってしまうことが多いようです。

また社員を雇っている事業所であっても

おーなーの性格で

どれかの色が強く出てしまうことがあります。

 

整体の場合は

3つ目の「職人」のカラーが強く出がちです。

整体という技術自体が最初からその要素を持っているからですね。

しかしこの色が濃すぎると独断と我に固まってしまいがちになります。

 

といっても「起業家」の面が強く出すぎると

お金儲けに走ってしまいがちになっていきます。

「マネージャー」だけいても実務ができません。

 

整体院(治療院)を経営していくうえで

技術は必要不可欠であっても

それだけでもだめなのがこの業界の面白いところです。

よく言われるように

流行る治療院、治す治療院、儲かる治療院

は別です。

 

実際の経営の中で

一番欠けているのは「マネージャー」の能力ではないかと思います。

これからはクライアントにいかに快適に過ごしていただき

求めている要求を速やかに解決できるサポート力が必要となってきます。

「また行きたいなぁ」という気持ちになっていただくには

技術だけでもだめだし、コストパフォーマンスだけでもだめでしょう。

プラスアルファの満足感。

CS(顧客満足度) (customer satisfaction)、が必要となってきました。

そのところに意識を向ける施術院がこれからは生き残っています。

 

じぶんの中の足りないところを補い

強く出すぎるところを調整していきましょう。

 

治療院にしろ、美容室にしろ

居心地のいい空間を作っていくことが大切です。

これは造作にお金をかけるというでは無く、

オーナーの心遣いが感じられる店作りが大切なのではないでしょうか。

 

癒しの空間がエネルギーをアップするためには、

まずセラピスト自身が癒されていることが必要ですね。

ちょっと肩の力を抜きませんか・・・。