視覚情報にだまされないで。

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視覚情報にだまされないで。

 

今日の大阪は昨日までとはうって変わって

暖かい冬となりました。

お馴染みの岐阜の林さんのところでも

道の雪はなくなったそうです。

土・日・月でめまぐるしい天気ですね。

ほっとするのもつかの間

明日からまた寒くなって

明後日はまた雪の様相です。

いよいよアイゼンいるかな?!

 

林さんの今日のブログの写真は

雪一杯の所でエスキモーごっこの写真です。

で、最後に「雪は無し」のメッセージ。

リアルタイムの情報も瞬時に入りますね。

しかしこれは考えてみると

怖い事だとも言えます。

雪なんか無くても

辺り一面雪の写真を載せたら

現実と違う情報でも言葉にさらに

視覚情報が入ると簡単に思い込んでしまいます。

 

この視覚情報を処理する

脳の占める割合は8割ぐらいだと言われています。

お母さんのお腹の中に居る時は

皮膚感覚(蝕性感覚)が一番ですが

生まれて色々学習していくうちに

視覚や、言語の感覚が

触性感覚よりずっ~と優位になってしまいます。

勿論スピーディな情報収集ができますが

そればかりに頼ってしまうと

間違った判断をしてしまうことも多いのではないでしょうか。

 

手品なんかも視覚と心理のトリックですね。

以前テレビでアフリカの視力のいい人(5.0とか)の前で手品をすると

我々が解らないタネを見透かしてしまうという番組がありました。

彼らは細い糸や、暗い部分での周りとの同化を使ったトリックなどを

すっかり見抜いていました。

結局現代人は

触覚も視覚もだめということでしょうか。

実に残念です。

 

整体の仕事はどちらかというと

蝕性感覚に頼るところが多いですね。

カウンセリングなどで

言語や視覚で情報を収集して

そして判断して判断して

最後のアウトプットは

蝕性感覚なんですね。

普通の職業より

手の感覚は敏感ですかね。

 

時々生徒さんに目隠しをして

整体の練習をしてもらいます。

最初は慣れませんが

だんだん見ても見なくても

同じようにできるようになります。

目では見ているのですが

同時に手でも感じながらできると

技術が数段アップします。

 

しかし視覚情報の中で生きている私たちは

少し視覚情報を遮断してあげると

脳は休息を取れます。

眠らなくても横になって目をつぶっているだけでも

脳には休息を与えることができます。

疲れたら無理しないで

少し目をつぶって

体の声に耳を傾けてあげてください。