嘘の効用

 

ついていい嘘が有るわけではありませんが

TPOによっては嘘も方便という言葉があるように

仕方が無い時があります。

例えは一昔前のガンの告知などです。

医学的にガンと認められた時

本人には直接告知せず

家族を呼んで告知をするかどうかを

聞いて本人の性格などを考えて

家族のみが聞くということが良く有りました。

いけない嘘というのは自分を守るためにつく嘘でしょう。

これには大義名分が有りません。

しかし一度小さなうそをつくと

その嘘をつくために更に大きな嘘に

発展してしまうことがよく有ります。

昨年の食品疑惑などは

営利追求で企業本位の為のいけない嘘でしょう。

自己の保身のためで誰も幸せになりません。

これはいただけませんね。

 

昔読んだ本にこんな話が書いてありました。

老夫婦の会話で臨終間際の話です。

何年間も仲むつまじい夫婦の最後の会話という設定で、

おじいさんが病床のおばあさんの手を握って

おばあさんを見つめていると

おばあさんが、

「おじいさん、長い間ありがとうございました。

最後に一つだけ言い残したことがあるんですがお話をしていいですか?」

ということでおじいさんが

「ああいいとも何でも言ってごらん」とやさしく声をかけた後

おばあさんが言った一言は

「おじいさん私はたった一つだけおじいさんに秘密があります。

あとわずかしか生きられないのでそれを

言い残して死んでしまうと心残りなので言わしてくださいね。」

するとおじいさんは

「ああいとも、何でも言ってごらん」と再びやさしく声をかけました。

するとおばあさんは。

「ありがとうおじいさん。

私は一度だけおじいさんを裏切って浮気をしてしまいました。ごめんなさい。」

それを言い終わるとおばあさんはス~っと息を引き取ってしまいました。

その死に顔はとても満足げな安らかな死に顔でした。

黙って死んでいくことを選択することもできますが

最後にすべてを告白して身軽になりたかったのでしょう。

それを聞かされたおじいさんは。

重いものをしょってしまいました。

事実を知らなかった方が良いという時もあるという一例ですね。

嘘であれ、真実でありれ、

言葉は命(エネルギー)を持っています。

言葉によっ相手を傷つけることもできるし、

救うこともできます。

言葉には愛と責任を持って発言しましょうね。

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