高3球児5万人に贈る甲子園の土

阪神タイガースがイキな計らいをした。
高3球児5万人に甲子園の土をキーホルダーにしてプレゼント。

甲子園は高校球児のあこがれの地。
されどそこへ足を踏み入れることは誰もができることではない。

今年は春に続き夏の甲子園も中止になった。
甲子園がなくなったわけではないが
今年の3年生の甲子園はなくなった。

甲子園の土を踏んで、一歩ずつ上り詰めて
頂点になれるのはたった一校。
そこに行きつく為には
誰かを蹴落としていかないと行けない過酷な争い。

トーナメント制だからクジ運というのもある。
西と東で分けて抽選しても
たまたま東西の優勝候補同士が当たることもある。

逆に言えばクジ運で下馬評にも上らなかった
ダークホース的な学校が2回戦、3回戦と勝ち上がることもある。

しかし、準決勝決勝となると力は拮抗してくる。
どんなに強くても優勝校以外は負けたことになる。

負けると甲子園の思い出として
グランドの土を持った帰るのが習わしとなっている。
自分の3年間、
いや小学生から始めていたら10年以上の思い出の証である。
高校で野球を辞める者にとっては尚更である。

野球の強豪校でかつて優勝経験がある学校でも
出場できるのはほんの一握りである。
その一握りにならないと甲子園での負けも経験できない。

高校球児のあこがれの甲子園の土も手に入らない。
負けて悔しくて来年はきっとリベンジと土を持って帰らない勇士もいた。

今年の様に誰も出ないという事は
誰もが優勝する可能栄を持っている。
もちろん優勝候補もいる
毎年一回戦で敗退の高校も居る。

そんな彼らに等しく「甲子園の土」をプレゼントするという。
イキな計らいなのか、大きなおせっかいなのか。

全ての可能性に向かって平等の思い出をプレゼントするのは
かけっこで順位を付けない運動会ではない。

確かに、今年を目標に頑張ってきた者にとっては
悲しくて、悔しくてやりきれない気持ちだろう。

部外者があれこれ言う事ではないが
2020年たぐいまれな世情を受け止めて
歩んだ道を糧に前へ向いて進んでいってほしい。

優勝候補の高校もそうでない高校も
スタートに立った時点では同じである。
「よーいどん」の号砲と共に前へ進めるかは
実は自分が一番よく知っている。

それさえ分かっていたら
明日からの進み方を間違えることはないだろう。

20年後この2020年をどう振り返って見れるかは
これからの君にかかっているのだから。
君の歩いた後に道はできる。

胸を張って道を切り拓いて行ってほしい。

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