夜と朝の間に・・・

夜と朝の間に・・・

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『夜明け前』といえば「島崎藤村」の代表作ですね。

といえばかっこいいが、実は作者は「志賀直哉」と思っていました。

ブログに書くのだから間違えてはいけないと思い、

一応調べてみたら、恥ずかしい話だが『島崎藤村』でした。

なぜ夜明け前を思い出したかというと、

先日こられたクライアントの話の中で、

興味深いものがあったのでお伝えしようと思って・・・。

その方は奈良県のちょっと郊外(田舎)からおみえになる女性の方で、

家の周りが竹やぶで「いたち」が家の中に出現するらしいです。

大阪まで働きに来られているので、

朝は結構早く起きるそうです。

彼女が「夜と朝の境目ってわかりますか?」

って質問されて私は一瞬考えてしまいました。

彼女いわく鳥の鳴き声でわかるということです。

鳴いている鳥の名前はわからないのですが、

夜が明ける時、鳴き声が止まって一瞬の静寂があるそうです。

そして今度は朝の鳥が鳴き始める、

それが境だそうです。

「ふう~んっ」と思いそれから「凄~いっ」に変わりました。

夜明けは一日の中で一番空気がきれいで、

エネルギーに満ち時間でその一瞬を、

夜の鳥と朝の鳥が「阿吽の呼吸」でバトンタッチをする様を考えると

なんかとっても嬉しい気分になったんです。

早起きをするという事はなかなかありませんが、

(夜更かしで朝を迎えることは多々ありますが・・・)

やっぱり一日のけじめはちゃんとあるんだと、

みょ~な事に感動してしまったしだいです。