「すべてお見通しだよ、先生」

今の医療は病気を診て人を見ないと言われています。

勿論、患者の立場に立って

しっかり診てくださるドクターも居られますが・・・。

これもすべて個人の問題だといいたいが、

今の医療のシステムでは限界があるようです。

 整形外科で治らなかった症状が、

整体など代替医療で改善していく場合があります。

どちらの方が上とか下とか言うのではなく、

確かに人を診る視点が違うようです。

 また、病気を持ち続けることで

取れるバランスも有ります。

クライアントの話を良く聞く。

これは整体師の基本。

幸い私たちはドクターと比べて

クライアントと関わる時間多くとることができます。

 ましてタッチングを介してしていく仕事ですから、

クライアントの口から発せられた言葉と、

同時に手から伝わってくる「内なる思い」

の両方を受け止めることができます。

実に体は雄弁です。

 逆にこちら側の事も

「すべてお見通しだよ、先生」

という事にもなりかねない。

襟元を正して対座しなければ、

かえって迷いを作ってしまう。

「思い」は言葉以上に

心の奥に残ってしまう。

「心の力」侮りがたしですね。