透明なチェロ

透明なチェロ

いよいよ11月。今年も後2ヶ月早いですね。

つい一週間前までは

「このごろ寒くなりましたね」

と挨拶をしていましたが

まだあったかい日もありました。

が、ほんとに寒くなってきましたね。

岐阜の友人からは「山を見ると雪が積もってる」

とメールをいただきました。

さて、うちのクライアントにチェロを引いているSさんという方がおられます。

もともと首の不調で来られていたのですが、

生活のアドバイス、体操の指導をする時

その方がどんな行動パターンを取られているか教えてもらいます。

その方にも日常の生活パターンをお聞きして、

「で、チェロってどんな風に弾くの」って聞いて、

「じゃちょっと弾く時の格好をしてみてください。」

ってお願いしてやってもらいました。

もちろんチェロは無いので引くまねだけです。

そして彼女の弦を押さえる指を見た時

「ドキッ」としました。

なんと、そこにチェロが見えたのです。

低音部から高音部へ指がスルスルっと滑っていく時

指板(弦の張ってあるところ)が見えたのです。

何年も引いているから体が指板の位置を記憶しているのですね。

やっぱその道のプロはすごいなぁと思いました。

整体の練習をする時「シャドー」という練習方法を考えて指導しています。

これは受ける人はいないベッドであたかも人がいるように

手を動かしていく練習です。

それを側から見てそこに人が居るように見えるかどうかで

上達度がわかるというものです。

空手の型の練習をする時も、

そこに人が居るイメージをするし、

自分の周りでは結構考えていたことなのですが、

ぜんぜん違うジャンルの人の所作を見るのもほんと勉強になるものですね。

何も無い空間に彼女の所作で透明なチェロが見えました。

うんうん。へ~っ、ありがとう。

Sさんこれからも頑張ってください。

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