今日は節分です。
関西では巻き寿司のまるかぶりというのをします。
これは今ではわりとメジャーなのですが
10年ぐらいまでは関西にのみ見られる
風習だったそうです。
「だったそうです。」というのは、
私がずっと大阪で育っているので
他と比べていないので
普通にそうするものだと思っていました。
今日は生活習慣病予防士の資格取得講座の
講義に行ってきました。
関西で開催されているので
ほぼ近畿圏からの参加で
特に言葉によって(大阪弁なので)
伝わりにくいということはありませんでした。(のはず・・・。)
先日の東京での講義はネットで
大阪、福岡、名古屋などに配信されているのですが
目の前の生徒さんは関東の方がほとんどです。
時々自分自身では方言(大阪弁)とは思ってなく
普通に使っていたら
生徒さんが「きょとん」としていることがあります。
たとえば足首を捻ることを
大阪では「ぐじる」といいます。
解剖学で靭帯の話をしていた時に
○○○で足をぐじた時に・・・。
などがそうでした。
東京では普通に「ひねる」と言うのですね。
その他にも時々「ううん~っ」ということがあります。
以前岐阜から整体の勉強をしに来られていた
Hさんとの会話です。
問診の授業で、
「質問をして相手が答えたら、答えの最後の部分を繰り返してください」
という「繰り返し話法」の話の時、
繰り返す時は『○○○ですか』と「言わないでください」と言いました。
というのは「相手が答えているのに
それを繰り返すのに『~~ですか』と
疑問形にするのは、おかしいと」と言った時、
「いや岐阜の方では『~~かぁ』と言う言い方は、
疑問形ではなく、肯定の「~~ですね」と言う意味で使う」と言われました。
大阪では普段使わない言い回しなので
困ってしまいましたが
地方によって使い方が違うので
「じゃそれて良いですよ」と言うことで一件落着しました。
風習や方言というのは違うから
難しいところですね。
普段「固定観念で物を捕らえたらだめだ」と言っておりますが
その時はほんとびっくりしました。
最初は「Hさん、ちゃんとしてよ」
と思っていたのですが、
私の方が間違っていのですね。
おかげさまで色々な地域から
整体を習いに来ていただいています。
ところ変わればぜんぜん違う意味にも、
捉えられかねないということもあるのだと
再認識させられました。