慢性疲労症候群

執筆者 | 2月 18, 2008 | 【整体師の目】, 症状 | コメント0件

 

先日の朝日新聞に次のような記事が載っていました。

ラットをほとんど眠らせないようにして5日間活動させると、脳内にあってホルモン分泌にかかわる下垂体の細胞の一部が死んでしまうことを、大阪市立大の木山博資(きやま・ひろし)教授らが16日までに実験で確かめた。

強いストレスが過剰なホルモン分泌を呼び、細胞が働きすぎて死んでしまうらしい。木山教授は「人間にも同じホルモン分泌細胞がある」と指摘。「徹夜勤務が続くなど過労が原因で起きる病気に関係しているかもしれない」としている。

木山教授らは、ラットが水を嫌うのに着目。浅い水を張った箱に入れて興奮状態にし、ほとんど眠れない状態で5日間放置した。すると脳下垂体の中央付近で特定のホルモンを分泌する組織のうち数%が細胞死を起こしていた。

ただラットを2、3日休ませると、分泌細胞は元通り近くに再生。木山教授は「早めに休み、疲れをため込まないことが肝心だ」と話している。

ストレスが及ぼす影響が少し解明されました。

で、私が「すごいなぁ」と思ったのは、

2,3日休ませるとその分泌細胞が

元通り近くまで再生されると言うことです。

通常傷ついた神経は再生しません、

でもその細胞は再生することができるのですね。

 

最近は話題に上りませんが

10年ぐらい前に「慢性疲労症候群」

という病名(症候群)かよく新聞をにぎあわせていました。

このラットの記事を読んだ時その言葉を思い出しました。

 

クライアントによく聞くことに

長い休み(盆や正月)の後は体は楽ですか?ということです。

半分ぐらいの方は「楽」ですと答えられるのですが

半分ぐらいの方は「あまり変わらない。」と言う答えです。

その原因はいろいろありますが

ストレスが原因の場合もありますが

そうで場合もあると言うことです。

その原因はまだ解明されていはいないのですが

その「慢性疲労症候群」には精神症状もあり

それが原因なのか結果(症状)なのか

もうほんとに解らなくなっています。

 

『原因不明の強い全身倦怠感[ぜんしんけんたいかん]、微熱、頭痛、筋肉痛、精神神経症状などが起こり、長期にこの状態がつづいて健全な社会生活が送れなくなるという病気』

が慢性疲労症候群の定義です。

 

しかし冒頭の記事を読んだ時

この病気(慢性疲労症候群)も解明されるかなと感じました。

西洋医学の進歩もすばらしいですね。

 

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